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葉加瀬太郎の名曲・人気曲
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葉加瀬太郎の名曲・人気曲

『情熱大陸』や『ひまわり』といった名曲を生み出し、クラシックとポップスの垣根をこえた活躍を見せるヴァイオリニストの葉加瀬太郎さん。

トレードマークの印象的なパーマのヘアスタイルや、エンタメ精神あふれるライブ・パフォーマンスなど、従来のヴァイオリニストのイメージを打ち砕くような個性的なキャラクターも魅力的ですよね。

本稿では、これから初めて葉加瀬さんの音楽を聴いてみたいという方向けに、人気曲や代表曲などを集めてお届けします!

この曲も葉加瀬さんの楽曲だったのか、といった発見もあるかもしれません。

ぜひご覧ください。

もくじ

葉加瀬太郎の名曲・人気曲

エトピリカ葉加瀬太郎

1998年から現在まで放映されている人間密着ドキュメンタリー番組『情熱大陸』のエンディングテーマに起用されている楽曲。

葉加瀬太郎さんが番組にゲスト出演した際に披露した際に、当時の番組プロデューサーから「番組のエンディング曲として使いたい」という申し出を受けたことでも知られているナンバーです。

主題歌である『情熱大陸』のような情熱的なアレンジとは対照的なクラシカルなメロディーは、葉加瀬太郎さんの高い演奏技術や表現力を目の当たりにしているようなインパクトを受けますよね。

誰もが一度は耳にしたことがあるであろう楽曲ですので、これから葉加瀬太郎さんを聴き始める入り口としても申し分ない楽曲です。

星野貴史

情熱大陸葉加瀬太郎

人間密着ドキュメンタリー番組『情熱大陸』の主題歌として、番組プロデューサーからの依頼により制作された楽曲。

依頼から締め切りまで1週間のスケジュールだったことから、全く異なる2つの曲のAメロとBメロを合わせて30秒に収めたという逸話も残っている、葉加瀬太郎さんの代名詞とも言えるナンバーですよね。

バンドネオン奏者・小松亮太さんとの共演から生まれたタンゴのリズムと美しいバイオリンの旋律によるコラボレーションは、クラシックともタンゴとも違う独特の響きを作り出しています。

情熱的なビートの中に繊細なアレンジが光る、葉加瀬太郎さんの人気曲であり代表曲です。

星野貴史

冷静と情熱の間葉加瀬太郎

辻仁成さんの小説『冷静と情熱のあいだに』をイメージをさらに深め、奥行きを与えるように作られた曲です。

2001年に辻仁成さんプロデュースのヒーリングアルバムとしてリリースされています。

タイトルの通りに冷静と情熱のあいだを揺れ動くピアノとバイオリンにグッと一瞬のうちに曲の世界観に引き込まれます。

が、そのピアノとバイオリンを常に冷静に支えているチェロに注目していただきたい一曲です!

縁の下の力持ちとはまさにこのことです。

えんどー

情熱大陸のテーマ葉加瀬太郎

ドキュメント番組『情熱大陸』のテーマ曲として、日本を代表するバイオリニストである葉加瀬太郎さんが作曲した作品。

独特な構成とドラマティックなメロディが魅力的で、ピアノ発表会でも人気の1曲です。

初心者向け楽譜もそろっており、自分のレベルに合わせて難易度を選べるのも、ピアノ初心者の方にオススメしたい理由の1つ。

華やかで弾いていてテンションの上がる作品なので、バイオリンの情熱的な弓さばきを思い浮べながら、ダイナミックにスケールの大きな演奏に仕上げましょう。

ゆり

「ラ・ジターヌ ~気まぐれ女~」葉加瀬太郎

映画・禁じられた遊びのような暗い方向へ行くのかと思いきや、そこに現れたのはとんでもない超絶技巧です。

主人公は、失恋した男が、恋人に叫ぶようなせつないメロディーです。

5分強の短い曲の中に、たくさんのキャラクターが登場します。

しかし、それは全て一人の人間です。

後半のシンコペーションがさらに悲壮感を漂わせます。

それは、気まぐれ女の悲しい結末でしょうか?

それとも彼女に振られた悲しい男なのでしょうか?

自由に想像するのも楽しいですね。

Color your life葉加瀬太郎

あんなこともあった、こんなこともあったと聴く人の心をしみじみとさせます。

写真でいうとセピア色のような始まりから、場面が変わって少しテンポアップします。

なるほど、人生は一色では終わりません。

葉加瀬さんのお得意のグリッサンドが心地よく耳に流れてきます。

これぞ、弦楽器ならではの演奏技術です。

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