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バイオリン初心者におすすめの練習曲まとめ

大人になった今でも、いつかバイオリンを優雅に弾きこなしてみたい……そんな風に思われている方は多いのではないでしょうか。

一念発起してバイオリンを購入、さあ実際に弾いてみようとなった際に練習用の選曲はとても重要です。

おもしろみを感じられなかったら楽器練習は続きませんし、かといって難しすぎてもすぐに諦めてしまうかもしれません。

そこで今回の記事では、バイオリン初心者さんの練習にぴったりな曲をまとめてみました!

クラシックの名曲はもちろん、ポピュラー音楽からバイオリン演奏に好まれている人気曲なども含めてピックアップ。

人気曲ばかりですし、初心者向けにアレンジされた楽譜も多く発売されているから安心ですよ。

バイオリン初心者におすすめの練習曲まとめ

「妖精の踊り」から主題Niccolò Paganini

パガニーニがジュスマイアーが作曲したバレエ音楽の中にある曲をテーマにして作った曲のようです。

パガニーニは自分の演奏で、みんなが知っているような曲をどんどん変化させていく「変奏曲」というジャンルを得意とし、超絶技巧を披露していました。

ラルゴAntonio Vivaldi

ヴィヴァルディによって作曲されたヴァイオリン協奏曲集「四季」の第4曲「冬」の第2楽章です。

それぞれの楽章にはイタリア語のソネット(定型詩)がついていて、ラルゴには「炉端で静かに満ち足りた日々を送り、その間、外では雨が万物をうるおす」となっています。

ロング・ロング・アゴーベイリー

「Long Long Ago(思い出)」は、1833年にイギリスの音楽家ベイリーによって作曲されました。

日本では、文部省唱歌「久しき昔」(近藤朔風訳)として知られています。

子どものピアノの練習曲集にもよく扱われている、なじみの深い曲です。

ガボット(ベッカー作曲)Becca

リズムが軽快なので、重ったるくなく楽しく演奏できる曲なのですが、ミステリアスな雰囲気を醸し出す短調が特徴的です。

大人っぽく落ち着いた雰囲気が魅力の曲です。

クレッシェンドで盛り上げるところを意識しましょう。

合唱「ユダスマカベウス」よりGeorge Frideric Handel

クラシック経験者は皆知っているとも言ってよいほどに有名なメロディーですね。

バイオリンの楽器の特性や音色を発揮することにぴったりなゆったりとした曲調です。

弾いて慣れてきたら、長く伸ばす音にビブラートをかけて練習するのも良いです。

狩人の合唱Carl Maria von Weber

全体的に力強い陽気なメロディーが印象的です。

注意するのは、とにかく堂々と自信を持って弾くこと。

せっかくの楽しい曲が重ったるくなってしまわぬようにリズミカル加減も重視しましょう。

後半のメロディーはタタタン、と軽快な所とのメリハリを。